キレイ人がいた その7
車を持たない彼女は、便乗させてくれる仲間がいればもちろん喜んでそうさせてもらうが、そうでない時はたった一人で電車とバスを乗り継いで通ってくるのだ、という。
「1日に5回の落下がベスト」だそうで、「いい落下ができた週末は翌月曜日、心身共にすっきりした状態で仕事に復帰できるのよ」と、その功徳についていかにも楽しそうに話します。
日頃のミニスカート姿からは想像できないような、勇ましいオレンジ色のジャンプスーツに身を包み、きれいな金髪のボブもくしゃくしゃです。
「あー喉が渇いた」そういってガス入りミネラルゥォーターの大きな瓶から豪快にラッパ飲みをする彼女は、眩しいくらいのお転婆娘です。