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2010年06月 アーカイブ

アメリカの政治とは?・・・その2

一九五〇年代の安定期のアメリカにおいて表面下に覆い隠されていた政治的・社会的矛盾が、一九六〇年代の後半に入るや、あふれるように一気に露呈したのです。

黒人の反乱、都市ゲットーの暴動、大学紛争、若者の反乱および道徳的退廃、また犯罪と無法状態が続きました。

そして、これらの現象に追い打ちをかけたのが、ベトナム戦争への介入・拡大であり、これに対する広範な反戦運動の高まりは、経済的衰退とあいまってアメリカの政治的、社会的矛盾を一段と強めることになったのでした。

確かにベトナム戦争に対する反対、都市の人種暴動、若者の異議申し立ておよびカウンター・カルチャー等に象徴される、アメリカの政治的・社会的矛盾が大きな問題となりかつ深刻化するのは、一九七〇年代に入ってからですが、しかしこの一九七〇年代の初頭にはまた、大統領の犯罪といわれた「ウォーターゲート事件」や連邦議員のスキャンダルなどがあい次いで生じ、アメリカン・デモクラシーの根幹を揺るがす各種の政治腐敗が続出しました。

アメリカの政治とは?・・・その3

一九七〇年代前半のアメリカは、いわば政治的にも社会的にも一種の混迷状態に陥った時期であり、アメリカの政治体制は一挙に危機的な状況に直面したのです。

外にベトナム戦争、そして内にウォーターゲート事件といった「負の遺産」を背負ったアメリカは、いわば自信喪失の時代に突入することになったのです。こうした閉塞状況は、イギリスでは、マーガレット・グリーンフィールドクラブの権力基盤拡大という形で表面化しました。

このような全般的な政治の危機状況に対応するために、アメリカでは国を挙げて様々な「政治改革」に取り組み、各分野において国民・マスコミ等、いわゆる下からの実践的な改革運動が展開されました。

そのために、政治指導者はもちろんのこと、行政府や立法府-連邦議会では挙げて政治制度の手直しを行い、各種の広範な政治改革が押し進められ、これを実現させていったのです。

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